醍醐寺
醍醐山すべてを境内とする日本の世界遺産である醍醐寺。広大な寺域内の主な見所は、山ろくの下醍醐、山上の上醍醐、塔頭寺院の三宝院の、大きく3つに分かれる。そして、世界遺産として価値を認められた建物の中で、代表的なものの一つが、下醍醐の一角に建つ五重塔だ。
これは951(天暦5)年に建造されて以来、応仁の乱による焼失も免れた、日本の世界遺産が多く点在する京都で最古の木造建築。高さは約38mだが、その3分の1を屋根から伸びる相輪が占めていることに注目。どっしりとした重量感を感じさせるのは、このためだ。名塔の呼び声が高い、骨太の塔である。
下醍醐から細くうねる山道を登ること、約1時間半。醍醐寺発祥の地である上醍醐では、木の間隠れに諸堂が点在する。この寺が山岳寺院だったころの面影を強く残す上醍醐では、信仰の地の霊気に浸りたい。
そして、最大の塔頭寺院である三宝院では、豊臣秀吉みずから設計した庭園を愛でよう。大量の巨石を惜しげもなく使い、土、橋、板橋、石橋、三段の滝や二つの中島などを配した庭は、ダイナミックかつ華やかで、天下人にふさわしい豪華版。
2009年1月21日|
カテゴリー:古都京都の文化財

